2023年7月15日（土）〜7月17日（月・祝）
大阪府泉南郡にて2023年度知的障がい者サッカーストライカーGKキャンプが行われました。
主催：特定非営利活動法人日本知的障がい者サッカー連盟 技術委員会
目的：日本を代表するストライカー及びＧＫ選手の発掘・強化
日程：令和５年７月１５日（土）〜１７日（月・祝）
場所：関西医療大学人工芝グラウンド 〒590-0482大阪府泉南郡熊取若葉2-11-1
【スケジュール】
7月15日（土）
集合
午後 トレーニング
夕方 ミーティング
7月16日（日）
午前 トレーニング（トレーニングパートナー 大阪府立久米田高校）
午後 トレーニング（トレーニングパートナー 大阪体育大学浪商高校）
夕方 ミーティング
7月17日（月・祝）
午前 トレーニング（トレーニングパートナー 大阪体育大学浪商高校）
解散
【活動報告書】
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【監督総括】
JFFIDの活動で初めてとなるストライカーとGKに特化したキャンプを実施しました。全国から特長を持ったストライカー17名、GK４名を招集し、16歳から28歳の年齢差、世界経験の有無など、世代を融合したキャンプとなり、選手は多くの刺激を得られたかと思います。
昨年実施したフランスとの国際マッチで浮き彫りとなった決定力不足は、日常におけるシュートトレーニングの不足がその要因のひとつであると捉えていました。ストライカーは、相手ゴールに一番近い前線のポジションのイメージがあるかと思いますが、そういった限定的なものではなく、どのポジションからでもゴールを目指す意識、ＰＡ内に侵入できる個の力、感覚や状況に応じた判断による迷いのないシュート力など、どのポジションでも備えていてほしいと力と考えています。 そういったイメージをもとに、まずはいろいろな場面でのシュートを数多く打つことを目指しました。そして、ＰＡ内・バイタルエリアでのボールの受け方（＋スピードに乗った状態）、世界で得点が多く生まれているサイドからのボールに対する入り方等のプレー基準・質を確認しました。繰り返し行うことにより成功と失敗が出現し、自ら（又はコーチング）による気付き等により自信を高められていったかと思います。
ＧＫについては、全国的に選手数が少ないことは否めませんが、そのなかでも特長のある選手を集めてトレーニングができたことは良かったと思います。たくさんのシュートを受けたことは選手の日常ではあまり多くなかったようで、体力的に難しいところはあったかと思いますが、繰り返しのトレーニングにより技術等を習得し、状況に応じたグッドセーブが出るなどトレーニングの成果が多く出ていたと思います。
キャンプ全体の成果は、ゴールを奪う・守るというサッカーの本質の部分に時間をかけて取り組めたことですので、継続した取り組みとなりますよう今後に活かしてまいります。
次の世界選手権に挑む日本代表チームの強化予定は、11月の強化合宿と12月のヨーロッパ遠征です。世界トップ基準の経験値と、日常の基準を上げるために、選手が世界を身近に感じることのできる国際強化マッチは年次の強化としてとても重要です。今キャンプで得たプレー基準や質、判断のポイントを、地域の日常で活かし強化されることを期待しています。
最後に、キャンプ地として運営面及び選手のケアを全面的にサポートしていただいた関西医療大学医学博士・関西サッカー協会理事/医学委員長の増田様をはじめとし、同大学サッカー部、大阪府立久米田高校サッカー部、大阪体育大学浪商高校サッカー部、関西地区知的障がい者サッカー連盟の皆様に御礼を申し上げます。そして、選手を送り出してくださいました各地域の技術委員及び指導者等、関わる全ての皆様に御礼を申し上げます。
引き続き代表活動にご理解とご協力をお願いいたします。ありがとうございました。
スタッフ
監 督 ： 西 眞一
コーチ ： 泉谷 光紀
コーチ ： 竹中 康雄
GKコーチ： 岡田 裕樹
GKコーチ： 竹中 健太
コーチ/マネージャー ： 古薗 功詞郎
選手
GK
荻野 泰幸 （千 葉）
徳村 雄登 （京 都）
阿久津 颯良 （神奈川）
柏 裕輝 （山 口）
FP
梅村 俊佑 （神奈川）
犬塚 陸 （愛 知）
山田 憂多 （神奈川）
佐藤 快 （東 京）
下鶴 掛夢 （鹿児島）
大野 航 （兵 庫）
清水 大介 （埼 玉）
石綿 洵哉 （東 京）
越智 羽久澄 （愛 媛）
今井 勇人 （東 京）
鎌田 悠我 （三 重）
成田 愛叶 （神奈川）
穐吉 海斗 （神奈川）
松野 隆弥 （熊 本）
林田 瑠生 （⾧ 崎）
小才 天太 （鹿児島）
スピノーシ 蓮ジェファソン （山 口）
武田 稜久 （大阪）
なお、今回の事業は日本スポーツ振興センター「競技力向上事業」の補助金を利用して開催いたしました。
