2024年11月29日(金)〜12月1日(日)
栃木県さくら市にて知的障がい者サッカー日本代表候補強化合宿を行いました。
主催:特定非営利活動法人日本知的障がい者サッカー連盟技術委員会
目的:・「2026 Virtus サッカー世界選手権」に向けての日本代表選手の発掘と強化
・アルゼンチン国際親善強化マッチ(12月14日(土)〜24日(火)予定)に向けた国内合宿
日程:令和6年11月29日(金)〜12月1日(日)
トレーニング地
■さくらスタジアム 栃木県さくら市櫻野1789
■SAKURAグリーンフィールド 栃木県さくら市喜連川561
スケジュール
■11月29日(金) @SAKURAグリーンフィールド
集合
午後 トレーニング
夕方 ミーティング
■11月30日(土) @さくらスタジアム
午前 トレーニングマッチ(vs さくら清修高校)
午後 トレーニング
夕方 ミーティング
■12月1日(日) @さくらスタジアム
午前 トレーニングマッチ(vs 矢板中央高校)
午後 解散
【トレーニングマッチレポート】
【活動報告書】
【監督総括】
12⽉14⽇からのアルゼンチン遠征に向けた直前の国内合宿を⾏いました。アルゼンチン代表と
の対戦は昨年12⽉のアルゼンチン遠征以来となります。前回は2試合を⾏いましたが得点を奪え
ずに敗戦。前回対戦の分析を⾏い、今回どのようにしてアルゼンチン代表に挑むか、を選⼿と共有
しました。そして、2泊3⽇という短い期間で2試合⾏いました。
初⽇、ボールを使ったトレーニング時にGK徳村選⼿が左肩を負傷し、トレーニング続⾏不可と
なり、チームから離脱しました。フィジカルトレーニング時には全員のコンディションは良いと感
じていたために、徳村選⼿の離脱は残念なものとなりました。
前回試合のアルゼンチン代表の分析から、システムを変更し、選⼿個々の能⼒をシンプルに発揮
できるものにしました。そのなかで、選⼿はシステム変更への対応⼒を⽰し、能⼒の⾼さをみせて
くれました。試合の結果・内容については別途のマッチレポートをご覧いただければと思います
が、全体として良い内容であったと感じています。
【成果】攻撃は、テクニックとセンスを持ち合わせた選⼿同⼠の良い距離感での関係性による中
央突破や、サイド選⼿のスピードを活かした関わりによるニアゾーンへの進⼊など、意図した攻撃
が多くみられました。守備は、ゾーンごとに変わる守備の優先順位の理解と、ボールを奪う際の相
⼿とのコンタクトでは、結城選⼿をはじめとして簡単には負けない強さがありました。
【課題】攻撃は、ラストパス(プレー)の質、タイミングです。守備は、ゴール前の守備の際の
ボールに寄せることと、サイドからのクロスに対するボールと⼈の同⼀視(マークをとる)です。
この課題をアルゼンチン代表との試合で克服できると、勝利に近づけると思っています。
ミーティングにおいては、ポジション別に映像を使い、グループや個別にレクチャーを⾏いまし
た。また、アルゼンチン遠征に向けての準備と⼼構えの共有を⾏いました。
最後になりますが、近年の代表活動は国内合宿を年2〜3回程度、海外遠征を年1回実施できる
ようになりました。選⼿のプレーレベルは上がり、選⼿が⼊れ替わってもゲームレベルは変わりま
せん。JFFID内はもとより、地域・都道府県でいつも選⼿に向き合ってくださる指導者や⽀えてく
ださる皆様の⽇々のご尽⼒の賜物であります。⼼から感謝を申し上げます。また、合宿地であるさ
くら市教育⻑様より選⼿への激励と特産品の贈呈、JFFID技術委員の運営サポートなど多くの⽀援
をいただきまして、関わる全ての皆様に⼼から御礼を申し上げます。実りあるアルゼンチン遠征と
なるよう良い準備をしてまいります。引き続き、選⼿へのご声援のほどよろしくお願いします。
◼️スタッフ
監 督 : 西 眞一
コーチ : 泉谷 光紀
コーチ : 竹中 康雄
GKコーチ: 岡田 裕樹
トレーナー: 澤野 啓祐
トレーナー: 天願 優汰
コーチ/マネージャー : 古薗 功詞郎
◼️選手
[GK]
荻野 泰幸 (千 葉)
[FP]
草田 佑介 (広 島)
吉川 圭祐 (東 京)
結城 隆 (東 京)
横井 知明 (東 京)
福原 碧人 (鹿児島)
武田 稜久 (大 阪)
大野 航 (兵 庫)
下鶴 掛夢 (鹿児島)
原 勇人 (東 京)
松野 隆弥 (福 岡)
佐藤 快 (東 京)
犬塚 陸 (愛 知)
奥田 浩輔 (福 岡)
梅村 俊佑 (神奈川)
大久保 史弥(栃 木)
[トレーニングパートナー]
小川 駿 (東 京)
※徳村 雄登(京都)は怪我で離脱
なお、今回の強化合宿は日本スポーツ振興センター「競技力向上事業」の補助金を一部利用して開催されました。