どんなスポーツ?
★ボール一つで多くの人と繋がり、喜びや感動をわかちあえる
知的障がい者がプレーするサッカーです。
全国に特別支援学校・学級網が発達していること、サッカーの面では国体の後に開催される全国障害者スポーツ大会の競技種目となっていることから、全国に広く発達している競技です。
全国障害者スポーツ大会を契機に取り組みが開始する都道府県も少なくありません。日本国内においては約6000名のプレイヤーがおり、それぞれの力量により楽しんでいます。
激しい攻防やスピードに乗ったドリブルなど見どころもたくさんあります。
知的障がい者は「ひたむき」なサッカーをします。
心洗われる爽やかさがあるサッカーです。
最近はサッカーだけではなく、フットサルも行われるようになってきています。
競技ルール
★競技ルールはFIFAのサッカールールと全く同じですが、試合時間が発達障がいの程度により30分ハーフになることもあります。国際試合などは45分ハーフで戦います。
知的障がい者サッカーのルール
人数 | 11人 |
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時間 | 国際試合は45分ハーフ |
ピッチサイズ | 通常のサッカーのフルコートと同じ (FIFAの推奨サイズは長さ105m×幅68m) |
クラス分け | なし |
対象者 | 知的障がい者 ※国内の公式大会出場時は、都道府県・政令指定都市発行の療育手帳の取得が必要。 ※国際大会出場時は、知的障がいを証明する書類(臨床心理士、公認心理士、精神科医、行政が発行したもの)に加え、IQ検査サマリーシートなど多数の書類の提出が必要。ポジションによる差異はなし。 |
その他 | 競技形態は通常のサッカーと同じ。コミュニケーションや戦術理解、判断力などの指導に工夫が必要。 |
知的障がい者フットサルのルール
人数 | 5人 |
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時間 | 国際試合は20分プレイングタイム |
ピッチサイズ | 通常のフットサルのフルコート(40m×20m)と同じ |
クラス分け | なし |
対象者 | 知的障がい者 国内の公式大会出場時は、都道府県・政令指定都市発行の療育手帳の取得が必要。 国際大会出場時は、知的障がいを証明する書類(臨床心理士、公認心理士、精神科医、行政が発行したもの)に加え、IQ検査サマリーシートなど多数の書類の提出が必要。 ポジションによる差異はない。 |
その他 | 競技形態は通常のフットサルと同じ。コミュニケーションや戦術理解、判断力などの指導に工夫が必要。 |
競技人口・チーム数
★競技人口は約6000人で、全国のクラブチーム数は約150チームあります。(2023年3月集計)
その他情報
指導者ライセンス制度 | あり |
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審判ライセンス制度 | なし |
選手登録制度 | あり(登録者:約6000名) |
日本代表 |
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主な大会
国際大会
もう一つのワールドカップ
Virtusサッカー世界選手権大会(旧INASサッカー世界選手権)が、1994年にオランダで初めて開催され、オリンピックとパラリンピックのように、FIFAワールドカップ開催年に同じ開催国で行われる、4年に1度のサッカーの祭典です。 2002年には日本で開催されました。2014年のブラジル大会では、日本代表が初のベスト4という好成績をおさめました。 知的障がい者にとって、チームワークや対人プレー等の要素を多分に含むサッカー競技は、彼らの自立という観点からも優れたスポーツ競技と考えられています。 「僕もがんばって日本代表選手になるんだ!」と夢を見る知的障 がいを持つ子ども達や青年達の「夢」を現実のものにする為に、私たちは日々支援を続けています。VIRTUS GLOBAL GAMES
知的障がい者アスリートが集まる総合大会で、知的障がい者版パラリンピックのイメージです。 4年に1度開催され、日本は2015年から知的障がい者フットサル日本代表チームを派遣しています。 2019年10月にはオーストラリア・ブリスベンで開催されました。国内大会
- 全日本選手権
- 地域トレセン対抗戦
- 全国知的障害特別支援学校高等部サッカー大会(もうひとつの高校選手権)