【活動報告】知的障がい者女子サッカーナショナルトレセン 2026年1月
2026.02.09
2026年知的障がい女子サッカーナショナルトレセンを静岡県清水ナショナルトレーニングセンターにて開催しました。
主 催:特定非営利活動法人日本知的障がい者サッカー連盟 女子委員会
日 程:令和8年1月10日(土)〜令和8年1月11日(日)
目 的:全国の女子選手の育成を目的に女子ナショナルトレセンを実施する。女子日本代表となる選手を発掘、育成する。
対象者:全国各地域から選考された女子選手、JFFID女子委員会から選考された女子選手

【1/10 実施内容】
①トレーニング
・コンディショニングチェック
・パス&コントロール
・1 vs1
・2 vs 2 +1サーバー
・5 vs 5 game
・8 vs 8 game
②GPトレーニング
・基本姿勢とアングルプレー
③ミーティング
・アンチドーピング研修
・日本代表コンセプト
【1/11 実施内容】
①AMトレーニングマッチ(地域対抗戦形式)
・東海 vs 静岡県立吉原高校女子サッカー部
・関東 vs 合同(北海道、東北、関西、九州)
・東海 vs 合同(北海道、東北、関西、九州)
・関東 vs 静岡県立吉原高校女子サッカー部
②PMトレーニングマッチ(地域対抗戦形式)
・東海 vs 関東
・合同(北海道、東北、関西、九州) vs 静岡県立吉原高校女子サッカー部
▶︎成果
「off the pitch」
・選考した29名の中から25名の参加申し込みがあった。辞退した選手含め「ナショナルトレセンに参加したい」という選手の意気込みの高さを感じた。
・トレーニングメニューは、全選手に配布した。事前に見通しを持つ、内容を視覚的に理解してから取り組むことは、選手の理解度や好パフォーマンスにもつながるので、この点も良かった。
・宿舎を含めたoff the pitch は、時間の意識も高く、5分前には集合できていた。食事については、残す選手が少なく、前回の開催時と比較し、朝食も残さず食べられる選手が増えており、日常での意識の向上を感じた。
日本代表やナショナルトレセンを経験している選手達が背中で見せる事で宿泊先での過ごし方など責任を持って行うことができていた。(宿泊先の出発前チェックでは全員すごく綺麗にしていた)
「on the pitch」
・2日目に地域対抗戦の中でゴール前の攻防の現象が多く見られた。
・攻撃では、1日目のトレーニングの中で強調した優先順位を意識し、ゴールを奪うという目的のために、前線の選手が積極的にシュートを打つことや裏に抜け出す動きをし、その動きに対して裏へのパスを選択する場面も多く見られた。
トレーニングでトラップの位置、パススピード、動き出しを一つ一つ確認し、相手を想定しイメージを持った中で取り組む事ができたことで2日目のゲームの中でも相手ゴール前で質の高い攻撃ができたことにつながったと考える。
・守備では、ゴール前での粘り強い守備が多く見られた。1日目のトレーニングの積み重ねで、ボールを奪う守備とゴールを守る守備を確認できたことにより、自分の守るエリアによって守備の仕方を変える選手も見られた。相手に最後までついていく守備や、GPからの的確な指示もあり、GPと連携した守備の場面も多く見られた。
▶︎課題
「off the pitch」
・試合や練習の準備や片付けの部分、挨拶については個人差が見られた。まだまだ言われないとできない部分もあるので選手の自主性を育てていくことも重要だと感じた。
・選手と保護者間の距離感が近くなりすぎる傾向が見られた。選手個々の自立や代表選手としての自覚を促す観点からも、選手の荷物置き場や、保護者の見学エリアの設定に課題があった。
「on the pitch」
・2日目のゲームでは、各地域に任せていた部分があったので、1日目のゴール前の攻防に意識を向けられるように、一定の基準を示してから地域に分かれるなどの工夫があるとなおよかったと感じた。
・守備ではゲームの中でGKからDFへのビルドアップの際、簡単にボールを失い、失点に繋がる場面が多く見られた。1日目のトレーニングの中で、守備から攻撃への切り替えの局面についても基準の提示はやや不十分だった。また、ボール奪取のポイントがチーム・選手間で共有されておらず、1stDFが制限をかけ、2ndDFがボールを奪うという連携が不十分であった。どこでどのように奪うかの共有をトレーニングでも扱う必要があった。
・全体を通して、ナショナルトレセンという代表に繋がる部分と、チーム単位のパフォーマンスではなく個を成長させるという部分で、ミスを恐れず最大限力を発揮できるように取り組んでいけるとさらに良くなると感じた。
▶︎まとめ
会場や宿舎もナショナルトレセンでは初めて利用する場所であったが、混乱なく利用できたことは良かった点である。移動については前回開催時の反省も踏まえ貸し切りバスであったため、スムーズに移動ができ、時間にも余裕をもって行うことができた。
選手は、25人の参加となった。2日目には地域対抗形式で各地域に分かれてトレーニングマッチを行うことができたことは大きな成果だった。選手を派遣して頂いた所属チームの皆様には改めて感謝したい。
会場を提供して頂いた静岡FIDサッカー連盟の皆様、アンチドーピング講座をしていただいた合同薬局みどりや薬局の清水様、2日目のトレーニングマッチを行っていただいた静岡県立吉原高等学校女子サッカー部の皆様、女子委員会へビブスを提供していただいた鶴見コンクリート株式会社様、宿泊施設のベイホテル入船館様には、選手を温かく受け入れてくださり感謝したい。
引き続き、女子委員会へのご理解とご協力、そしてご指導の程、宜しくお願い致します。
<参加選手>
<スタッフ>







