

2023年11月23日(木・祝)〜26日(日)
鹿児島県姶良市にて知的障がい者サッカー日本代表強化合宿を行いました。
主催:特定非営利活動法人日本知的障がい者サッカー連盟 技術委員会
目的:12月に実施されるアルゼンチン代表との国際マッチに向けた日本代表選手の強化
対象:日本代表選手及びトレーニングパートナー
日程:2023年11月23日(木・祝)〜26日(日)
場所:ビーラインフットボールセンター姶良
〒899 -5651 鹿児島県姶良市平松2392
【スケジュール】
DAY1:フィジカルチエック、トレーニング
DAY2:トレーニング
DAY3:トレーニング、トレーニングマッチ(vs 加治木FC)
DAY3:トレーニングマッチ(vs NIFS KANOYA FC)
【トレーニングマッチレポート】
【活動報告書】
【監督総括】
12月中旬に行われるアルゼンチン代表との国際マッチに向けたチーム強化を目的として実施しました。4月末以来の合宿でありましたが、多くの選手は各地域でのリーグ戦やトレセン、全国障害者スポーツ大会など、継続した活動を踏まえたなかでの合宿となりました。
初日のフィジカルテストは、前回合宿時の数値と比べると全体的に下がっており、数値のみで判断すると全体的によいコンディションではなかったと捉えています。選手個々の活動状況をみますと、年間を通じたトレーニングと試合がある選手、日常でのトレーニングと試合が不足気味の選手の2つに分類ができるかと思います。
成果と課題については以下のとおりです。
【成果】チームとしての攻撃・守備・セットプレーの戦術の共有
【課題】(攻)判断を伴ったパスの質(受け手の状況把握・パススピード・パスを付ける足)
(攻)サポートの質(ボール状況・他の味方選手を観る・関わり続ける)
(守)良いポジションをとり続ける(ボール状況・1人で相手選手を2.3人みれるように)、アプローチの強度
(守)粘り強い守備(チャレンジと対応のバランス、プレスバック、サイドプレス)
(切)切り替えの速さ(予測、攻撃と守備のシームレス化)
合宿終盤に行った社会人の九州リーグに所属するチームとのTRMマッチレポートは別途ご覧ください。対戦した2チームは、プレーの質、プレースピード・強度は世界を相手とする日本代表チームにとって、世界基準をシミュレーションするにはとても良い相手でした。そのなかで、日本の右SBは相手のスピードとテクニックにしっかり対応しレベルの高さを示していました。一方、全体として相手の素早いアプローチを無効化するパススピードと質については次への課題です。また、世界基準ではありませんが対戦チームが可変するシステムで選手の出入りが複雑におこなわれたことにより日本選手は混乱し、その状況でも良いポジションをとり続けようとするトライはありましたが、少しのポジション修正、マークをとれずにアプローチが不能となったことは更なる課題です。
12月20日(水)、22日(金)の2回、アルゼンチン代表と試合を行います。
これまで、「世界を日常に」と意識しトレーニングしてきたことを、選手が恐れずにトライすること、そしてトライ&エラーにより更なる変化(修正)をしていくことが本当の力になりますので、良い準備をして臨みたいと思います。
最後になりますが、合宿地である鹿児島県・姶良市・JAあいら様より選手への激励と特産品の贈呈をしていただきました。また、選手を送り出してくださいました各地域の技術委員及び指導者等、関わる全ての皆様に心から御礼を申し上げます。引き続き代表活動にご理解とご協力をお願いいたします。ありがとうございました。
◼️スタッフ
監 督 : 西 眞一
コーチ : 泉谷 光紀
コーチ : 竹中 康雄
GKコーチ: 岡田 裕樹
トレーナー: 澤野 啓祐
コーチ/マネージャー : 古薗 功詞郎
◼️選手
[GK]
徳村 雄登 (京 都)
荻野 泰幸 (千 葉)
[DF]
草田 佑介 (広 島)
髙木 翔 (栃 木)
大野 航 (兵 庫)
清水 大介 (埼 玉)
吉川 圭祐 (東 京)
[MF・FW]
福原 碧人 (鹿児島)
武田 稜久 (大 阪)
下鶴 掛夢 (鹿児島)
今井 勇人 (東 京)
松野 隆弥 (熊 本)
佐藤 快 (東 京)
犬塚 陸 (愛 知)
山田 憂多 (神奈川)
奥田 浩輔 (福 岡)
梅村 俊佑 (神奈川)
[トレーニングパートナー]
柏 裕輝 (山 口)
小才 天太 (鹿児島)
成田 愛叶 (神奈川)
スピノーシ 蓮ジェファソン (山 口)




なお、今回の強化合宿は日本スポーツ振興センター「競技力向上事業」の補助金を一部利用して開催されました。
